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麦飯石のミネラル溶出能?

麦飯石処理水の植物生長への影響について
(石川ほか 植物工場学会誌 7 (2) : 72-78. 1995.)

石英斑岩による水の機能化処理に関する基礎的研究?石英斑岩処理水の定量分析結果?
(石川ほか 農業機械学会誌 56(supplement):173-174. 1994.)

あたりに、麦飯石からどんなミネラルが溶出するのかが示されているが、なんというかまあ、あまりぱっとしないんじゃ。。。?

前者は超音波を当て、後者は振とうさせて、成分の溶出を促しているわけだが…

前者では、pHが若干上がりつつ、顕著なところではNO3-、SO42-、Cl-、SiO2は顕著に(と言っても微量に)出てきてるよということなんだが、なんというか、イメージする「ミネラル」じゃねーよなとか思ったり。

後者では、pHは若干上がりつつ、ナトリウム、カリウムは若干増えて、逆にカルシウムやマグネシウムは減ってるという結果が示されている。

なんかさ、広告から得るイメージほど、ドバドバ出る感じじゃないんだよね。
どこかの麦飯石業者のHPでは、炭酸カルシウムが溶け出してミネラルたっぷりとか謳ってたけど、上記論文と齟齬が出ちゃってんだよなぁ。

・・・まあ、かえってその方がいいんだけどね。正体不明のミネラルがドバドバ溶け出すなんて、水質の維持って観点からすれば迷惑この上ないわけだから。
毒にも薬にもならない程度にちょろちょろ、の方がコントロールしやすい。

つーか、みんな「ミネラル」って言葉に騙されすぎ。期待しすぎ。
大事なのは、その「ミネラル」の正体。ナトリウムなのかカルシウムなのかカリウムなのか鉄なのか…。

ともかく、ミネラル供給用途で麦飯石使うのはどうかと思うね。
「魚の健康に必要なミネラルが~」ってな売り文句はどうかね。そこまで強調すべき特殊なものとも思えないしね。

なお、フレッシュな麦飯石の吸着能力、pH緩衝能力は、まあ信頼できるかな。
麦飯石の理化学的特性について
(石川ほか 農業機械学会誌57(2):51-56.1995.)
鉱物を用いた水の機能化に関する基礎的研究(第1報)
(中村ほか 農業機械学会誌58(2):57-63.1996.)
とかに書いてある。

この二つの効果をもって、「かがやく水」「水がイキイキ」なんて売り文句が出てきてるんだろうね?
まあ、嘘じゃないかな。

もっとも、多孔質素材ゆえに、孔が詰まったら寿命ってのはもう運命だから、吸着材として用いるんなら定期的な交換が必要だけどね。そのままほったらかして濾材にしてもいいけど、期待するほど高性能ではないだろうね。吸着効果をもたらす微細な穴は、微細すぎてバクテリアの定着云々ってのとは別のレベルだから、もうちょっとマクロ寄りの形状を考えるに、一般的な砂利や安価な濾材と同等でしょ、たぶん。麦飯石表面でのバイオフィルム形成に関する論文なんて見つかんないから、これはもう推測でしかないんだけど。

ちなみに。
麦飯石溶液は、エアリフト以外では使わないほうがいいよ。
微細な鉱物の粒子が、研磨剤のように働いてしまうんだな。だからフィルターのポンプ部を傷める。
某メーカの外部フィルタの不具合クレームで、日本だけから寄せられるものがあって、その原因が麦飯石水溶液の継続使用なんだそうな。
どうしても麦飯石製品を使いたいのなら、普通の粒状、砂利状のものに留めておいた方がいいと思うね。
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