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アレロパシー

アレロパシー(日:他感作用)とは、ある植物が発する化学物質が、他の生物へ影響を与える(成長を阻害するなど)現象のこと。

珍しいようで、実は一般的。多くの植物がアレロケミカル(アレロパシーをもたらす化学物質)となる成分を揮発させたり分泌している。

殴ったり噛みついたりといった物理攻撃手段を持たない植物だが、実は化学兵器を使ってライバルを蹴落とし、敵を退けているわけで、しばしば話のネタになったりする。

もっとも、この作用に注目した雑草抑制などの研究は昔から盛んに行われていたりする。


さて、水草の世界にはアレロパシー作用が存在するのか否か。

結論から言うと、ある。

ホザキノフサモ、マツモ、コカナダモの仲間、シャジクモ、狭義での水生シダ、セキショウのような挺水植物、はては植物プランクトン同士でもアレロパシー作用の確認例がある。掘り返すと論文は結構出てくる。

すべての水草を網羅的に調べているわけではなく、また研究の動機は水質改善や農漁業生産の向上であったりもするので、アクアリウムに即活用できるかというと、そうでもないかもしれない。

おそらく多くの水草、藻類が何かしらのアレロパシー作用をもたらすだろう。強弱や対象は別として。



アレロケミカルは植物の成長を阻害するだけでなく、殺菌作用をもっているものもある。

藍藻に対する阻害作用をもつものは、藍藻にとどまらず、細菌に対しての阻害作用も抱き合わせの可能性は高い。となれば、濾過システムへの影響も可能性としてはある。

また、有茎草→有茎草という阻害作用も想定されなくもない。であれば、食い合わせならぬ、植え合わせというのがあるかも。

藻類から有茎草への影響だって皆無とは言えない。

コケを押さえる夢の手法・アレロパシー…と、単純な話で終わるならみんな幸せだが、残念ながらそうではない感じ。


アクアリウムにおいてはこの分野は研究が進んでおらず、ほぼほったらかし。

なぜかコケが出にくいとか、なぜか濾過が不安定とか、水温・水質・光量・CO2もばっちりなのになぜか伸びないとか、理由不明の成功・失敗として、経験則の中に埋もれこんでいる気がする。
これを掘り起こすといいヒントが見つかるのかもしれない。

水替えはサボり気味(=栄養塩やや豊富)、照明時間は一般的、コケ取り生体も薬剤も特になし、だけどあまりコケないし、水草もいい調子。
そういう水槽が世の中に複数あるのだとしたら、そこに何を植えているかを把握していけば、コケたちを効果的に退けるアレロパシー作用を持った種(の組み合わせ)にアタリをつけられるかも。
机上の空論だが。





とりあえず手軽かつ手堅そうなのは、青水など藍藻由来のトラブルの際に、マツモやホザキノフサモなど藍藻を抑える効果のある種を入れてみると改善が見込めるかも、というくらいか。



そのうち、アレロケミカルを抽出(合成)して、生体にやさしいコケ取り薬として売り出す業者が出たりするのかな。
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